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火事

紀の川

午前7時30分に居候のアイを車の助手席に乗せ、紀の川の堤に出た。

白く輝く朝霜の散歩道を歩いていると携帯電話が鳴った。

「M先生の家が火事らしい」と…。 M先生は私の小学校の恩師で、卒業後は油絵の

指導をいただき、その後も絵画展や書展でご一緒させていただいている。

もう50年近いお付き合いになる。



散歩から急いで帰り、師のお宅に駆けつけたが師の姿がない。



まさかとの思いが現実になった時、その焼け落ちた師のご自宅の前で手を合わせる事し

かできなかった。



2週間後には、ある展覧会に一緒に書を出品する予定だったのに…、それも叶わない。

人の死というものを、 軽々にこのブログにアップしていいものかと随分悩んだ。

それでも、絵画や書の指導をいただいた師との今までを思うと、どうしても書かずには

いられなかった。

私が書をはじめた頃、「書というのは、黒の線だけを見がちだが、白の空間が輝いてい

なければ線は生きてこない」と。

いま、薄暗くなった身を切る寒さの散歩道で、夕陽に輝くこの風景の中、遠くに見える

山や木々、足下の草花も、澱みのない空気・わたしの心を伝へておくれ

空間であるからこそ輝いて見えるのか。



小さな体に似合わない、びっくりするほどの

大きな声で、後進の指導をされてきた師の姿。

師の教えを胸に、もう一度、己というものを

見つめ直し精進したい。

私にできる御恩返しはそれしかない。

合掌。 「風よ わたしの心を 伝へておくれ」
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